白内障、緑内障
ドライアイ、眼底疾患、コンタクト

ドライアイってどんな病気？

ドライアイでつらい目の症状は？

ドライアイ患者さんは、目が乾くなど典型的なドライアイ症状だけでなく、様々な症状に悩まされています。

目が乾いた感じがする・・・

パソコンやTV ゲーム、細かい作業によって目が乾いていると感じる時は、まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合があります。
乾燥した目は、目の表面に障害（傷）がつきやすくなり、そのままにしておくと、目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります。
重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる「シェーグレン症候群」を伴っている場合があります。軽く考えず、眼科医に相談しましょう。

ものがかすんで見える・・・

ドライアイ患者さんでは、視力が良くても「ものがかすんで見える」など、見え方に影響がでる場合があります。それはさまざまな要因によって、涙が不安定になるために起きる現象で、イラストのように視力検査のマークがかすんで見えるようなケースです。
ドライアイは「乾く」や「疲れる」だけでなく、見え方にも影響を及ぼすケースがあります。

目がごろごろする・・・

ドライアイの場合、目を守る働きをする涙の量が減ったり、涙の質のバランスが崩れることで、ごろごろしたり異物感があったりします。

目が疲れる・・・

「目が疲れる」と感じたことはありませんか？ その症状、もしかすると、ドライアイかもしれません。
ドライアイは、目を守る役割をする涙の量が足りなくなったり、涙の液層のバランスが崩れたりする病気であり、目の表面に傷を伴うことがあります。ちょっとした症状なので「たかが疲れ目なんて・・・」と自己判断せずに、一度眼科の診察を受けるようにしましょう。

ドライアイの診断について

ドライアイの診断基準が変わりました。

こんな生活をしている方は、特にご注意ください

１．コンタクトレンズを使用している方

コンタクトレンズを装用している方は、装用していない方に比べると目が乾燥しやすい状態であると言えます。 目がごろごろする、充血するなどの自覚症状はあるでしょうか？もしかしたら、ドライアイの可能性があります。

２．パソコンを長時間使う方

仕事環境の変化により、仕事で毎日パソコンを長時間使う方が増えています。
そのような方や、細かい数字や文字を扱う等、精神を集中する事が多い仕事をなさる方はドライアイに注意です。 ネットゲームで画面を凝視している方も注意が必要です。スマホの使用時間が長く寝る前まで見ているというような方はドライアイの可能性が高く、目の疲れも感じやすくなります。

３．エアコンを長時間利用する方

新しいオフィスビルなどでは、２４時間エアコンをかけている職場となっています。そのため、長時間エアコンを使用せざるを得ない方が増えています。
さらに、家庭で無防備に空調の風を顔にあてている方はドライアイに注意です。
乾燥した場所などに長時間過ごすことは、ドライアイのリスクを高めます。

４．深夜まで活動されている方

仕事や宴会、深夜のネットサーフィンや電話で、睡眠不足の方は、夕方や夜になると目の調子が悪くなる場合があります。

５．旅行や出張の多い方

仕事で航空機に長時間乗ること多い方やホテルをよく利用される方は、注意が必要です。

６．花粉症の方

春に多い花粉症。花粉症は、スギなどの花粉によっておこる目や鼻のアレルギーです。
花粉症になると目がかゆくなったり、充血、涙が出るなどの症状がでますが、これらの症状はドライアイでもみられます。ドライアイと花粉症は似たような目の症状があり、ふたつの病気が合併していることもあります。

７．頻繁に長時間運転する方

タクシーやバス、トラックなど長時間運転する職業の方、仕事で車を使うことの多い営業職の方、ドライブが趣味の方はドライアイになりやすいと言えます。

８．ご高齢の方

年をとると私たちの身体にはさまざまな老化現象が現れ、目も例外ではありません。
年齢を重ねるごとに涙をつくる涙腺の分泌機能が低下し、分泌する涙の量が減ることが知られています。