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コンタクトレンズ処方

コンタクトレンズを処方される方へ

コンタクトレンズ処方の際は、
眼科専門医での処方をお奨めします。

コンタクトレンズは、高度医療機器に指定されているため医師の処方なくては、購入を受けてはいけないものなのです。
そして、眼科医で定期的な検査を受けることで、安全に使用することが出来ます。

しかし、コンタクトレンズを使用する方の中で、定期的な検査を受けていない方は全体の3割近くにも及びます(眼科学会調査)。これは大変危険なことです。コンタクトレンズの使用を誤るといろいろな病気に繋がります。

※初めてコンタクトレンズの処方の場合、午前11:00まで、午後5:00まで(受付時間終了の1時間前まで)にご来院ください。

コンタクトレンズによる病気

コンタクトレンズの不正使用による病気には、いくつか種類があります。コンタクトレンズは、角膜の上にのせて主に視力を矯正する眼科用具です。角膜に直接触れることから、装用方法やレンズの扱い方を間違うと、角膜にいろいろな障害を起こすことがあります。ひどい時には、角膜感染症を起こして、角膜が濁ってしまい視力の極端な低下を招くこともあります。

【角膜びらん】
角膜の表面の薄皮(上皮)がはげている状態です。最近では、昔の酸素透過性の悪いハードコンタクトレンズをつけたまま、寝てしまったとか、保存液と間違ってマキロンなどの消毒薬にコンタクトレンズをつけていたのを装用したとか、よほどの状況でないとみられません。
【点状表層角膜症(SPK)】
角膜の表面に無数の細かい点状のびらんがみれられる状態で、診察のとき、フルオレセインという染色体を少量付け、青い光で観察すると、点状のびらん部が染まるという原理に基づいています。
ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズの使用者それぞれに見られる病気です。定期検査で見つけられるケースが多い病気です。
【角膜浸潤、角膜潰瘍】
角膜上皮細胞の酸素欠乏・コンタクトレンズがこすれることによってできた傷が炎症を起こしてしまうことで発症します。
角膜浸潤は傷が出来て炎症が上皮及び実質まで達してしまっている状態で、更に悪化すると、部分的に上皮が欠損しより深い層まで症状が進行し角膜潰瘍に至ります。角膜浸潤、角膜潰瘍はコンタクトレンズ装用における症状の中では重度で失明してしまうこともあります。なかでも角膜潰瘍は、傷が治っても角膜の濁りが残り、視力が低下してしまうことがあります。
基本的に抗菌点眼薬、眼軟膏を使用します。角膜潰瘍で重度の場合、入院して点滴をすることもあるようです。程度によって、コンタクトレンズの装用を2週間中止することが必要です。

それぞれの方に合ったレンズの選択のために

当院ではソフトレンズは、1日使いすて、2週間使いすて、1ヶ月使いすて、乱視用使いすて、遠近両用使いすてをあつかっています。(ハードレンズも遠近両用をあつかっています。)

遠近用のコンタクトレンズにつきましては、フィッティングだけでなく、使用される方の見え方の慣れが重要です。処方は視能訓練士が慎重に検査して行うため、予約いただくのが望ましいです。

カスタムメイド コンタクトレンズとは

ハードコンタクトレンズを処方する際、私達がとても悩むことがあります。それは、眼の形状が患者様ごとに違うということです。人の顔と同じように、眼の形も一人一人違います。

しかし、コンタクトレンズは既成品であり、一定の規格の中から患者様に一番フィットするコンタクトレンズを選び出しています。この問題を解決するのが、カスタムメイドコンタクトレンズです。

カスタムメイド コンタクトレンズとは、一人一人の患者さんの眼を写真撮影し、コンピューターで解析、その後、角膜の大きさ、まぶたの形、涙の量など多くの情報からレンズデザインを決定するコンタクトレンズです。患者様の眼の形状に最適なコンタクトレンズを提供することができるのです。

コンタクトレンズのトラブルに悩まれている方は、是非ご相談いただきたいと思います。コンタクトレンズのトラブルは、処方の段階でその多くを解決することが出来ます。当院のスタッフにご気軽にご相談ください。

円錐角膜のハードレンズも処方しています。